こんばんは!エコチョク運営部です☺️
今日はちょっとした思い出話をしたいと思います。農園のPR事業を創業してから3ヶ月目ぐらいの話です。
エコチョクは鮮度にとことんこだわっているサービスなのですが、鮮度にこだわることになった「きっかけ」とも言える出来事。
ちょっとした物語のつもりで、お気軽に読み進めていただけたらと思います。
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エコチョク運営部は仕事柄、パソコン作業をしている時間がとてもとても長いです。
2020年9月の創業以来、体調を崩したとき以外は休みなく、毎日最低でも8時間はパソコン作業をしています。
運動もまったくせず、ただただ座ってパソコンをカタカタする日々。
当たり前ですが、こんな毎日を繰り返していると身体にガタがきます。
座りっぱなしが悪いのか、ストレスが悪いのか、とにかく寝付きが悪くなったし、身体が重いし、立ちくらみしやすくなったし、体調を崩してだるさを感じることが増えたし、お通じも悪い、ニキビもできる…。
こんな感じで、起業してから3ヶ月目ぐらいのころ、明らかに「調子悪いなあ」と感じることが増えたのです。
とはいえ生活するためには働くしかないのでそのまま無理していたところ、40度の熱を出したことも。
…と、体調を崩しつつも頑張っているうちに、だんだんと私たちと契約してくれる農家さんが増えてきました。
すると何が起きたかというと、採れたての農作物をたくさんもらえるようになったのです。
「今日採れたやつあげるよ」「〇〇採れたからウチまで取りにおいでよ」と、新鮮野菜を貰う機会がどんどん増えていきました。
起業したてでお金のない私たちにとって、新鮮野菜は貴重な栄養源。もう毎日のように新鮮野菜を食べまくりました。
そんな食生活を続けていると、みるみるうちに身体の調子が良くなっていったのです。
身体が軽やかで活力が湧いてくるし、肌もすべすべ。だるさなんて一切感じません。体調を崩すことも無くなりました。お通じも完璧。
このように、明確に「身体が喜んでいた」のです。
正直、それまであまり「食」について深く考えたことがありませんでした。「美味しければなんでもアリでしょ!」と。
でも、この「身体が喜ぶ」感覚を知り、「食と身体の調子は密接に関係していること」を体感してからは、もう気にせざるを得なくなりましたね。
食は思った以上に健康と密接に関わっており、そして新鮮野菜は思っていた以上に強力である。そんな実体験のお話でした。
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…以上です。
このように、私たちは新鮮野菜の凄さを体感したことがありますし、いまも現在進行形で実感しつづけています。
「別に新鮮じゃなくても、野菜ならなんでも体にいいでしょ?」と思われそうですが、もともと野菜自体は食べていたにもかかわらず体調を崩していたので、そうでも無さそうです。
よくよく調べてみると、野菜は生き物のように呼吸をしており、収穫後は「糖分」などの旨み成分や、「ビタミンC」などの栄養価を消費して呼吸をするそう。
だから、新鮮であればあるほど「美味しい」&「栄養価抜群」なんだそうです。
ちなみに、長野県短期大学が「野菜を24時間放置した場合にどれだけビタミンCが減るのか?」を調査しています。
その結果がこちら↓
作物 | ビタミンC消失量 |
---|---|
小松菜、ほうれん草などの葉野菜 | 28~35% |
だいこん | 56% |
春菊,モロヘイヤ | 68% |
なんと、野菜によっては24時間経っただけでビタミンCが半分以上なくなるとか。
なんとなく、「新鮮な方が栄養ありそう〜」と思っていましたが、想像以上に時間が大敵であることを知りました。
まさに「刻一刻と」という表現がぴったりですよね。
実はエコチョクが鮮度にこだわっているのは、我々の体験から「新鮮野菜の魅力」をもっとたくさんの人に知ってほしいと考えたことが大きいです。
もちろん、私たちの体調がよくなったのが新鮮野菜のおかげと断言することはできません。
でも、他に変わったこともやっていないですし(運動を始めたとか)、タイミング的にも新鮮野菜のおかげと思わざるを得ないのもまた事実。
英語の有名な決まり文句に「You are what you eat(あなたは食べたものでできている)」がありますが、本当にこの言葉通りだと思います。
私たちの身体は、食べたものからできています。空気中からエネルギーが飛んできて、勝手に吸収されるなんてことはありません。
すべては必ず口に入れたものから作られているのです。
だからこそ、「食べ物に気を配る=健康に直結する」のかなと思います。農家のおじいちゃんおばあちゃんも元気な方が多いですしね。
不調に悩んでいる方が、すこしでも健やかな日々を過ごせますように。
エコチョクにはこんな想いも込められています。
ちなみにですが、作物を収穫するタイミングでも栄養価が変わるそうですよ。
例えばトマトに含まれるビタミンCの数値を比べてみると、まだ青っぽさが残る時期に収穫されたトマトのビタミンCよりも、完熟させてから収穫したトマトのビタミンCの方が2倍ほど多いそうです。
スーパーの野菜は、仲卸業者を経由してから並べられるので、鮮度が低いうえに完熟より前に収穫されてしまっています。
だから、どれだけ「より状態の良い野菜を見分けよう」としても、産直サイトや直売所の作物には絶対に敵いません。
エコチョクにしろ、直売所にしろ、はたまた他の産直サイトにしろ、購入する場所はどこでも大丈夫ですので「新鮮野菜をスタンダード」にする方が一人でも増えて、新鮮野菜の魅力を知ってくださったら、これほど嬉しいことはない。
こんな想いも抱きつつエコチョクを運営しております。
P.S. 新鮮野菜の購入は生産者応援にもつながりやすい


先日、Twitterにてこんな悲しいツイートを見かけました😢
まさに「日本の農業の問題点」が集約されているツイートだと思います。
この問題を解決するには「政府が補助金を出す」「機械・資材を安くする」「作物の単価をアップする」「生産者が得られる利益の配分を増やす」この4つしかないかなと思います。
とはいえ現実問題、政府の動きはコントロールできないですし、資材はむしろ値上げし続けており、生産者の利益は年々減っていってしまっています。
それに「作物の単価をアップする」は、生活必需品である野菜ではどうしても上限があります。
だから、私たちができることは「生産者が得られる利益の配分を増やす」これしかないのです。
スーパーにある野菜は、ほとんどは仲卸業者に利益が落ちています。
直売所や農家直送の通販サイトでの購入は、「新鮮な作物を食べられる」以外にも、生産者の懐に入るお金が多いので、生産者応援になるというメリットもあるのです。
できるだけ、生産者応援につながる購入をしていきたいものですね。自戒を込めて。
それでは、本日もここまでお読みいただき誠にありがとうございました!
■参考文献
・「緑黄色野菜の鮮度とビタミンCならびにミネラル類 含有量の関係について」長野県短期大学紀要